建設業会計仕訳講座 初級編〇費用の繰延べ〇費用の見越し〇収益の繰延べ〇収益の見越し

 

 

 

 

 

1.費用を前払いしたときの仕訳

9月1日、家賃1年分12,000円を現金で支払った。


〇次のような仕訳になります。

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支払家賃(費用)が発生したので、借方に記入します。
現金で支払ったので、現金を減らします。


〇支払家賃が12,000円発生したので、損益計算書の費用に+12,000円です。
 (費用の発生)
〇現金が12,000円減ったので、貸借対照表の負債の部に+12,000円です。
 (資産の減少)

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2.決算になったときの処理(費用の繰延べ)

12月31日(決算日)を迎え、9月1日に支払っていた家賃1年分12,000円のうち、当期の費用ではない分(次期の家賃)を差し引く。

 

〇次のような仕訳になります。

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当期分から次期分の支払家賃(費用)を取り消すので、貸方に支払家賃を記入します。
次期分は前払費用(資産)なので、借方に記入します。


〇前払費用が8,000増えたので、貸借対照表の資産の部に+8,000円です。
 (資産の増加)
〇支払家賃が8,000円減ったので、損益計算書の収益に+8,000円です。
 (費用の取消)

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3.期首になったときの仕訳(費用の繰延べ)

1月1日(期首)、前期期末に繰延べた支払家賃8,000円を戻す処理(再振替仕訳)をする。

 

〇次のような仕訳になります。

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前期期末に繰延べた支払家賃(費用)が当期の費用となるので、借方へ記入します。
前払費用(資産)を減らすので、貸方に記入します。


〇支払家賃が8,000円増えたので、損益計算書の費用に+8,000円です。
 (費用の発生)
〇前払費用が8,000円減ったので、貸借対照表の負債の部に+8,000円です。
 (資産の減少)

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4.お金を借入れ、利息を後払いとしたときの仕訳

9月1日、銀行から現金1,000円を借りた。
借入期間1年、年利率3%、返済時に利息を支払う。

 

〇次のような仕訳になります。

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現金が増えたので、帳簿の現金を増やします。
借入金(負債)が増えたので、貸方に記入します。
利息は返済時に支払うので、まだ処理しません。


〇現金が1,000円増えたので、貸借対照表の資産の部に+1,000円です。
 (資産の増加)
〇借入金が1,000円増えたので、貸借対照表の負債の部に+1,000円です。
 (負債の増加)

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5.決算になったときの処理(費用の見越し)

12月31日(決算日)、利息を当期分の費用として見越し計上する。
(借入日9月1日、借入金1,000円、借入期間1年、年利率3%、利息は返済時)

 

〇次のような仕訳になります。

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当期分の支払利息が確定したので、支払利息(費用)を借方に記入します。
当期の費用でも支払はまだなので、貸方に未払利息(負債)です。


〇支払利息が10円発生したので、損益計算書の費用に+10円です。
 (費用に発生)
〇未払利息が10円増えたので、貸借対照表の負債の部に+10円です。
 (負債の増加)

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6.収益を前受けしたときの仕訳

9月1日、A社に対して空いている事務所を賃貸し、家賃12,000円(1年分)を現金で受け取った。

 

〇次のような仕訳になります。

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現金が増えたので、帳簿の現金を増やします。
1年分なので次期の収益も含まれていますが、いったん全額を受取家賃(収益)で処理します。


〇現金が12,000円増えたので、貸借対照表の資産の部に+12,000円です。
 (資産の増加)
〇受取家賃が12,000円発生したので、損益計算書の収益に+12,000円です。
 (収益の発生)

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7.決算になったときの処理(収益の繰延べ)

12月31日(決算日)、1年分の受取家賃12,000円のうち、次期分の8,000円を繰り延べる。

 

〇次のような仕訳になります。

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次期分の受取家賃(収益)を減らすので、借方に記入します。
当期に前受けしていた次期分の収益は、前受収益(負債)で処理します。


〇受取家賃が8,000円減ったので、損益計算書の費用に+8,000円です。
 (収益の取消)
〇前受収益が8,000円増えたので、貸借対照表の負債の部に+8,000円です。
 (負債の増加)

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8.お金を貸付け、利息をあとで受け取るときの仕訳

〇お金を貸付け、利息をあとで受け取るときの仕訳


9月1日、B社に対して現金1,000円を貸付けた。
(貸付期間1年、年利率3%、利息は返済時に受け取る)

 

〇次のような仕訳になります。

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現金が減るので、貸方に現金を記入します。
貸付金(資産)が増えたので、借方に貸付金を記入します。


〇貸付金が1,000円増えたので、貸借対照表の資産の部に+1,000円です。
 (資産の増加)
〇現金が1,000円減ったので、貸借対照表の負債の部に+1,000円です。
 (資産の減少)

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9.決算になったときの処理(収益の見越し)

12月31日(決算日)
9月1日にB社に対して現金1,000円(貸付期間1年、年利率3%、利息は返済時に受け取る)を貸付けていたことについて、当期分の利息を見越し計上する。


〇次のような仕訳になります。

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利息はまだ受け取っていないので、未収利息(資産)で処理します。
当期の利息は受取利息(収益)なので、貸方へ記入します。


〇未収利息が10円増えたので、貸借対照表の資産の部に+10円です。
 (資産の増加)
〇受取利息が10円発生したので、損益計算書の収益に+10円です。
 (収益の発生)

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