漁師時代の回顧録③

 

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漁師。
うちの親父は漁しているとき
しょっちゅうカモメから「フン」
をかけられていた。

カモメはランダムにフンをするわけでは
ないと思う。

絶対、狙ってフンを引っ掛けている。

しかも、風とか人間の動きとか
計算してフンを引っ掛けている。

カモメはフンを引っ掛ける天才である。

 

 

漁師。
帰港するとカモメが
箱詰めされていない魚を狙いに来る。

ある日、ハモを盗まれ食べられた。

しかし、ハモは長いのでカモメの口から
尻尾がはみ出すのである。

違うカモメがそのはみ出したハモの尻尾を
食う。
その口から、またハミ出す。
1時間くらい食ったり食われたり
繰り返していた。

  

 

漁師がビニール手袋を履く理由。

僕はママさんビニール手袋の上に
軍手を履いて漁の作業をする。

魚を箱に
詰めるのが僕の主な係だったが

素手に軍手だと
手が魚汁で腐るのである。

手が腫れて指紋もなくなる。

それほど魚汁は強力に肌に刺激的である。

だから、ビニール手袋は欠かせなかった。

 

 

漁師。
漁に出ると時々
「フシューっ!」て
10メートルくらい
海の上から水が吹き上がる事がある。

「クジラ」だ!
かなりデカイ。20メートル以上あるだろう。

水面から身を乗り出したり
尻尾が「ザパァーっ」て
海面を叩く光景は
テレビで見るより
遥かに迫力がある。

とにかくデカイのだ!

 

 

漁師。
漁に出て仕掛けた、はえ縄を
あげているときに「アザラシ」
が来る。
針からはずれた魚を食べに来るのだ。

結構大きい。

はずれた魚を
海の上にポイポイ投げたり
くわえに行ったりして
遊んでいる。

頭がいいので
船には近づいてこないが
魚で遊んでいる光景が結構かわいい。

 

 

 

#漁師
今振り返れば思う。
行政書士事務所と漁師の兼業を
7年間もよくやれたもんだな〜と。

若かったんだな〜と。

妻も行政書士事務所の手伝いと
漁業の手伝いを
掛け持ちで7年もやってくれた。

僕なんかにはもったいない女である。

 

  

#漁師
仕事が過酷で疲れが
次の日も次の日もず〜っと残る。

だから、休みの日は
買い物以外はひたすら寝て体力を
回復させていた。

20代でもきつかったので
30代になってからは
「このままでは過労で倒れるのではないか」
と思うこともあった。

でも、倒れていない。

人間とは意外に丈夫である。

 

  

#漁師
はえ縄船は船の至る所に
マキリ(包丁のナイフみたいなもの)
を置いている。

体が縄や他の漁師の仕掛けに巻かれた時に
すぐに切れるようにするためだ。

縄に巻かれれば海の底に引っ張られてヤバイ!

体力も使うが神経も使うぞ!漁師!

 

  

#漁師
海がしけた時、漁に出て
船の先端が波をすくってしまった。
気が付いたら3メートルくらい
船上で波に流されていた。

体がどの方向を向いているのか
自分が今、どこにいるのか
一瞬わからなくなった。

海に落ちてたら助かる可能性、ほぼ0%

生き延びたぜ!

 

 

10

#漁師
何年か前、
1回、手足がしびれて
脳梗塞か?」
と思われる体験をした。

その時思ったのが
「もう漁師しなくて済む」
だった。

脳の検査の結果

「異常無し!」

漁師続行っ!

 

 

  

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