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#国民年金保険料 の変遷
今から半世紀前、昭和44年
国民年金保険料は月額300円でした。
当時の300円は2017年に換算すると
1,015円
なんと今の国民年金保険料の15分の1程度
だったのです。
インフレ率考慮にいれても
いかに国民年金保険料が上がったことがわかりますね。
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年金制度の歴史
年金制度はもともと
戦前の日本の戦力と生産力を大きく
するために始まりました。
しかし、経済成長とともに親と別居する
人が増えたため
子が親の生活の面倒を見ることが難しくなりました。
そこで、人口の老齢化に対処するために
国民皆年金が始まったというわけです。
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障害厚生年金の額
おおよその目安
障害厚生年金1級の場合
月額給与30万
配偶者あり
子2人あり(18歳到達年度末日まで)
●基礎年金部分
約970,000円
●厚生年金部分
約840,000円
●配偶者、この加算 一人当たり
約220,000円×3
約670,000円
年額合計約2,500,000円
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#障害厚生年金の額 目安
障害厚生年金2級の場合
月額給与約30万円
配偶者あり
子二人(18歳到達年度の末日まで)
●基礎年金部分
約780,000円
●厚生年金部分
約670,000円
●配偶者、子の加算
一人約220,000円×3
約670,000円
合計年額約2,120,000円
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#障害厚生年金 の額目安
障害厚生年金3級の場合
月額給与約30万円
基礎年金部分も配偶者、子の加算もつきません
年額約670,000円
月額にすると
約55,000円
生活するには少しきつい額です。
しかし厚生年金にしか3級の障害年金が
ないので2号被保険者(厚生年金被保険者)
は自営業者よりマシです
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#障害基礎年金 の額 目安
●1級
約970,000円
月額約81,000円
●2級の
約780,000円
月額約65,000円
子の加算額(18歳到達年度末まで)
2人目まで
1人につき年間約224,000円
3人目から年間約75,000円
障害基礎年金は1級と2級までとなります。
3級や一時金である障害手当金はありません。
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#遺族年金の額 目安
亡くなった方が厚生年金被保険者の場合
子のある妻
※子とは18歳到達年度末までの子
●子供2人の場合
年間約1,800,000円
●子供1人の場合
年間約1,500,000円
子が対象外になり
妻が40歳になれば基礎年金部分がなくなる代わりに
妻に中高齢寡婦加算、年間約60万円支給されます
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#遺族厚生年金
対象者
優先順位
1、子のある配偶者
2、子
3、子のない配偶者
4、父母
5、孫
6、祖父母
※55歳未満の夫・父母・祖父母には受給権が発生しない
55歳以上であって受給権があって
も60歳になるまで支給されない
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#遺族基礎年金
受給対象者
●18歳未満の子のある妻・夫
※平成26年4月改正で夫も受給対象となった
●18歳になった年度の3月31日を超えていない子
遺族基礎年金は受給対象者
が非常に限定されているが
もともとの制度趣旨が「母子家庭」の
生活を保障するための制度だからである。
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#遺族厚生年金
受給額目安
子のない妻
●夫死亡時40歳未満の妻
遺族厚生年金のみ
約500,000万円
●夫死亡時40〜65歳の妻
年金+中高齢寡婦加算
約1,100,000円
●妻が65歳以降の期間
遺族厚生年金+自分の基礎年金
約1,300,000万円
※中高齢寡婦加算が無くなり、その代わり自分の基礎年金
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#遺族厚生年金
受給できる年齢要件
(被保険者死亡時点の年齢)
●妻は年齢にかかわらず受給できる
●子、孫は18歳の年度末までであること
●夫、父母、祖父母については被保険者が死亡時に
55歳以上であること
父母が遺族厚生年金を受給できることは
実務上、ほとんどの人が知らないでいる。
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#遺族厚生年金
遺族厚生年金と中高齢寡婦加算を受給
できることがわからない、知らない人が
沢山います。
申請しないのです。
5年前分までなら訴求してもらえるので
申請すればまとまったお金が受給できます。
多額です。
心あたりがあったら年金事務所に相談に
行った方が良いです。
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#遺族厚生年金
受給できる期間
●夫の死亡時30歳以上もしくは子のある妻
一生涯
●夫の死亡時30歳未満の子のない妻
5年間
↑
これ、僕的にはシビアな規定だと思います。
●子、孫
原則、18歳到達年度年度末まで
(自活できるから)
●夫、父母、祖父母
60歳から他原因で受給権が消えるまで一生涯
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#国民年金
・年金なんて貰えるかどうかわからない
・掛け捨てになるから無駄
と言って払わない方もいますが。
国民年金は
●障害年金
●お子さんの生活保障のための遺族基礎年金
といった保険的な要素も持ち合わせています。
4分3免除や
全額免除申請
してでも空白期間を作らないようにしましょう
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#生命保険
住宅ローンを組んだら
団体信用生命保険に加入します。
万が一の時、ローンがチャラになる保険です。
社保に加入している方は遺族年金が厚いです。
保険屋に勧めらるがままに多額の保険料を
支払っている方がいますが
必要の無い保険はライフステージに合わせて
見直しをするべきです